初心者がバイクブーツを選ぶ基準は3つだけ|足首保護が命

ライディングブーツを選ぶときは、足くびを保護してくれるものがいいよ——


3年前、初めて自分でライディングブーツを選びに行ったとき、バイクブーツメーカー「WILDWING(ワイルドウィング)」の代表・藤林さんに言われた言葉です。

この記事は、これからバイク用の靴を買おうとしている初心者ライダーに向けて、バイクブーツ(ライディングブーツ)の選ぶ基準を3つに絞って解説する記事です。私自身も身長164cmの女性ライダーで、足つきや歩きやすさで何度も悩んできました。その経験を踏まえて、初心者がバイクブーツを選ぶときに本当に見るべきポイントだけを、優先順位とともにお伝えします。

▼「足つきを改善したい!」と厚底ブーツが気になっている方は下記記事がおすすめ。

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目次

基準1:足首ホールド——「曲がらない硬さ」が命を守る

初心者がバイクブーツを選ぶ基準として、最初にして最重要なのが足首がしっかり固定されるかどうかです。普通のスニーカーは歩きやすさのために足首が柔らかく作られていますが、バイクではこれが致命傷になります。立ちゴケ・転倒時、足首は車体とアスファルトの間で簡単にひねられて骨折する部位ナンバーワン。足首が「曲がらない」ブーツを選ぶことが、初心者ライダーの命綱です。

店頭での見分け方:かかとを浮かせず、足首だけを左右にひねる

店頭で試すときは、ブーツを履いた状態でかかとを地面につけたまま、足首だけを左右にひねろうとしてみるのが鉄板チェックです。グニャっと曲がるものはアウト。「曲がらない」と感じる一足を必ず選んでください。プロテクターが外側くるぶし・内側くるぶしを覆っているかも、あわせて確認しましょう。

初心者がやりがちなNG:「とりあえずスニーカー」で乗ってしまう

都内をバイクで走っていてよく思うのが「大きいバイクに乗っているのに、普段のスニーカーで乗っている人が多いなあ」ということ。最終的には個人の判断ですが、特にバイク初心者は足首をホールドしてくれるバイクブーツを最初の1足にするのが安全です。コンビニまでの2km、駐車場での取り回し、信号待ちでの足つき——日常の小さな場面ほど立ちゴケのリスクは潜んでいます。

基準2:歩きやすさ——降りた後の3時間も人生

WILDWING ファルコンの厚底と通常版を履き比べる検証写真

2つ目の基準は、意外と見落とされる歩きやすさです。ツーリング先のカフェ、道の駅、温泉、神社の階段——バイクを降りたあとの時間が長いほど、ブーツのソールの硬さや重さが効いてきます。本格的なレース系ブーツは強度抜群ですが、街歩きには正直しんどい。ツーリングは「降りてから」も含めて1日のレジャーなので、ここをケチると半日でテンションが落ちます。

ソール硬度の見極め方:両手で曲げてしならせる

ソールの硬さを店頭で確認するなら、両手でブーツの先端と踵を持って軽く曲げてみてください。適度にしなる=歩きやすい、まったく曲がらない=レース志向。初心者〜中級者には、ショート〜ミドル丈で、ソールがやや柔らかめ、見た目がワークブーツ寄りのモデルが圧倒的に使いやすいです。

私のおすすめ:WILDWING(ワイルドウィング)ファルコン

具体的なモデル選びに迷ったら、私が3年使い続けているWILDWING(ワイルドウィング)のファルコンをぜひ試してみてください。本革で見た目もカジュアル、足首ホールドはしっかり、歩きやすさも合格点。私は足つきを良くするために厚底版(WWM-0001-OD35)を履いていますが、足つきに余裕がある方は通常版(WWM-0001)でも十分です。

▼足つきが不安なら、厚底ファルコン(WWM-0001-OD35)

▼足つきに余裕があるなら、通常ファルコン(WWM-0001)

街乗り兼用にしたい人へ

「バイクを降りた後にカフェやショッピングにも行きたい」という人は、パッと見でバイク用と分からないデザインを選ぶと毎日履けます。WILDWINGのファルコンはこの点でも優秀で、見た目はカジュアルなショートブーツ。ツーリングと街乗りの境目をなくしてくれる1足です。「降りてからも快適」は、ツーリングを2倍楽しくする魔法です。

基準3:サイズ感——「ジャストサイズ+厚手ソックス」を試す

3つ目の基準はサイズ感。バイクブーツはネット通販だけで決めず、できれば一度実店舗で試してほしい装備No.1です。理由は、同じ24.0cmでもメーカーごとに足囲・甲の高さがまったく違うから。私もスニーカー24.0cmなのに、ブーツは24.0〜25.0まで使い分けています。

通販で買うときの落とし穴:返品・交換ポリシーを必ずチェック

どうしても通販で買う場合、サイズ違い時の返品・交換ができるショップを選ぶことが鉄則です。Amazonであれば、サイズ変更の返品であれば、送料自己負担にはなりますが返品もできるのでおすすめです。送料負担の有無も購入前に必ず確認してください。

試着で確認する3つの目安

店頭・自宅試着で見るべきは下記の3点です。
厚手ソックスで履いて、つま先に5mmほど余裕があるか(冬用ソックスでキツいと本番のツーリングでしびれます)
② シフトペダルに足を乗せたとき、甲が痛くないか(家でなら同じくらいの厚みのものを踏んでみる)
③ かかとが浮いていないか(歩いたときにパカパカするとマメの原因に)

もしサイズで迷った場合は大きい方を選ぶのがおすすめです。
前述した、バイクブーツメーカーの「WILDWING(ワイルドウィング)」代表の藤林さんにも「サイズで迷ったら大きい方にした方がいい。薄手の靴下を履くことになる夏場になったら、インソールを使えばサイズもちょうど良くなる」と言われました。

ということで私はインソールも常備しています。夏場は必需品です!
▼愛用中の「疲れなインソール」

疲れにくいということらしいのですが、私はいつも疲れているので、その辺はちょっとわかりません笑。

よくある質問(バイクブーツ選びのFAQ)

Q. バイクブーツとライディングブーツは何が違うの?

結論からいうとほぼ同じ意味で使われています。私も最初何が違うんだろうって思いました笑。
「ライディングブーツ」のほうがメーカーや専門店で使われる正式名称で、「バイクブーツ」は一般的な呼び方。どちらも「バイクに乗るための、足首を保護する靴」を指します。本記事ではどちらの呼び方も同じものとして扱っています。

Q. バイクブーツは何年くらいで買い替える?

使用頻度にもよりますが、本革モデルでだいたい3〜5年が目安のようです。ソールがすり減ってグリップが落ちたら、立ちゴケのリスクが上がるので早めの交換を。私のWILDWINGファルコンも3年経ちますが、まだまだ現役です。

Q. バイクブーツの相場はどれくらい?

初心者が選ぶゾーンは1万5,000円〜2万5,000円が中心です。これより安いと足首ホールドや縫製が心配なモデルが増え、これより高いとレース志向で街歩きに不向きなモデルが増えます。最初の1足は2万円前後を目安に選ぶといいと思います!

Q. 雨の日のバイクブーツ対策は?

本革ブーツは基本的に防水ではないので、雨対策にはシューズカバーを1つカバンに入れておくのが鉄板!
私もいつも雨具と一緒にバッグに忍ばせています。

ちなみに私が使用しているのは、ライディングブーツと同じWildwingさんのレインブーツカバーなのですが、こんな感じで簡単に装着可能なので、おすすめです!

Q. やっぱりスニーカーじゃダメなの?

ダメ、というよりも「ダメだった日に取り返しがつかない」ジャンルです。とはいえ、私はセカンドバイクにモンキー125に乗っていますが、モンキーに乗る際はスニーカーを履くこともあります。乗るバイクによって適切な履き物を選ぶといいと思います。

まとめ:3つの基準は「順番」も大事

もう一度おさらいすると、初心者がバイクブーツを選ぶ基準の優先順位は
(1) 足首ホールド(命を守る・最重要)
(2) 歩きやすさ(降りた後のレジャーを楽しむ)
(3) サイズ感(長距離での痺れ・マメを防ぐ)
の順番です。デザインから入りたくなる気持ちはとてもよく分かりますが、命を守る順に並べると、結果的に長く愛用できる1足にたどり着きます。

本記事で「自分にぴったりの1足」のヒントが見えたら私も嬉しいです!

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