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suuバイク歴3年目、CB1300SBに乗って関東を走り回っている女性ライダーsuuです。
先週、箱根の山道を走っていたら、道の脇に3匹の鹿が仲良く歩いていました。
可愛いなと思いつつ「もしこれがクマだったら…」そう思って背筋が凍ったのを、今も鮮明に覚えています。
2025年は全国でクマの出没件数が過去最多を更新。北海道・東北だけでなく、関東の山間部(奥秩父、奥多摩、群馬北部など)でも目撃情報が増えています。私の地元埼玉でも、秩父周辺で出没のニュースが増えてきました。
今回は、そんな「ツーリング中にクマと出会ってしまうかもしれない」現実に、初心者ライダーがどう備えればいいのかを、実体験ベースの目線で5つにまとめてみました!
ツーリングで山道を走るすべてのライダーの「お守り」になれば嬉しいです。
クマと遭遇したときの「100%の正解」は存在しません。装備も知識も、あくまで遭遇リスクを下げるためのもの。
つまり、最大のクマ対策は「そもそも遭わないこと」です。
このあと装備や対処法を順に紹介しますが、「クマがいる可能性が高い場所をツーリングルートに選ばない」という判断こそが、いちばん効くクマ対策だと、私は思っています。
【ツーリング前①】熊が出るエリアを事前にチェック

ツーリング中のクマ対策第一歩は、「熊が出る場所を事前に知っておく」こと。
当たり前のことですが、これだけで遭遇リスクをかなり減らせます。
クマが特に多いエリア(全国)
- 北海道(ヒグマ):知床、十勝、道北エリア
- 東北・北陸(ツキノワグマ):青森・秋田・岩手の山間部、新潟、福島
- 本州中部:長野、群馬北部、栃木日光周辺、富山、岐阜
- 九州:阿蘇・九重などの山間部(出没情報あり)
- 例外:四国にはツキノワグマは絶滅寸前で、ほぼ生息していない
関東のライダーが特に注意したいスポット
「関東なら大丈夫でしょ?」と油断しがちですが、実は関東にも熊出没エリアはたくさんあります。私自身、地元埼玉でも秩父周辺の出没情報をニュースで何度も見てきました。
- 埼玉県:奥秩父、両神山、長瀞奥地
- 東京都:奥多摩、檜原村
- 群馬県:北部全域(沼田、片品、嬬恋)
- 栃木県:日光、那須、塩原
- 神奈川県:丹沢山系
- 山梨県:富士五湖周辺、八ヶ岳南麓
特に 奥秩父・奥多摩・丹沢 は、関東ライダーの定番ツーリングルートとも被ります。「いつもの山道でも、油断はできない」と思っておいた方が安全です。
suuこの前「丹沢」を走りに行ったら、熊出没の看板が設置されてたり、宿泊した旅館の女将さんから「この前熊が出たんだよ!」というリアルな口コミも聞いてちょっとヒヤっとしました!
出没情報の調べ方(ブックマーク推奨)
出没情報を調べるには、以下の公的・民間ソースが便利です。
- 環境省「クマに関する各種情報・取組」(公式ページ):全国の出没件数・人身被害件数の速報値を集約
- 埼玉県「クマ・イノシシに注意!」(公式ページ)と、クマ出没マップで地域単位の詳細データがチェックできます
- 民間アプリ「クママップ」(サイトはこちら):全国の出没情報を地図上で見られる便利な民間サービス。スマホでも見やすい
- 市町村の防災・お知らせページ:直近の目撃情報がリアルタイムで更新されます(例:秩父市・皆野町・長瀞町など)
- X(旧Twitter):「(地名) クマ」で検索すると、地元の人や登山者の生情報が拾えます
特にツーリング前日と当日の朝は、該当エリアの出没情報を必ずチェックするクセをつけたいですね。
関東の出没スポットをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

そして、ここで一番伝えたい大事な話。
もし出没情報を見て「ここは最近クマが頻繁に出ている」と分かったら、そのエリアは今回のツーリングルートから外す判断もしてみてください。
「せっかく計画したから」「ベテランは行くから」と無理に行く必要はありません。クマがいる可能性の高い場所は、ツーリングスポットに選ばない。これがいちばん確実なクマ対策です。
「行く前にエリアを知って、危ないエリアは選ばない」。これが最強の装備であり、最大の対策です。
【ツーリング前②】持ち物・装備の準備

熊が出るエリアを通る予定なら、装備でリスクを減らしましょう。私が実際に揃えたもの・揃えたいものを順に紹介します。
① クマ鈴|まずは音を立てる装備から
熊は人間の存在に気づくと、基本的には自分から離れていく動物とのこと。
そのため、「人間がここにいるよ」と知らせる音を出せる装備が、もっとも基本的なクマ避けになります。
- バッグやベルトに付けるタイプの「クマ鈴」(500〜2,000円)
- バイクのハンドルに直付けできる「モトベル」(後述)
- ホイッスル(笛)も補助としておすすめ

私が補助として持ち歩いているのは、コンパル(COMPAL)のデカ音緊急ホイッスル。
実際に思いっきり吹いてみたら、とにかく音が大きくてビックリしました笑。片手でサッと吹ける小型サイズが魅力です。
クマ鈴と違って「常時鳴らす」必要がないので、街乗りでもバッグに付けっぱなしでOK。キーにつけると車体が傷つきそうなので、その点はご注意を。
「いざという時の保険」として持っておくと安心です。
② お守り代わりの「ベアスプレー」

初心者でも持っておくと安心なのが クマ撃退スプレー(ベアスプレー)。
すぐ取り出せる位置に入れておけば、いざという時の心強い味方になります。最近、クマ出没情報が増えてきたので、私もベアスプレーを購入しました。
選んだ理由は
・「日本製」であること
・約4〜5mの飛距離があり、相手に近づかずに使用できる安心感
・片手に収まるコンパクトなサイズ感
「まだ持ってないよ!」という方は、2000円前後で購入できるのでツーリングのお守りとしてもお持ちいただくのがおすすめです。
③ ライダー専用クマ避け「タナックス・モトベル」

こちらはまだ発売前の商品ですが、2026年5月22日発売予定とのこと。
「クマ鈴を持ちたいけど、できればバイクのハンドルにスマートに付けたい」そんなライダーの願いを叶えてくれる新作アイテムを見つけました!それが、ツーリング用品でおなじみのタナックス(TANAX)から発売された 「モトベル(MF-4793)」です。
タナックス モトベルの特徴
- 発音/消音をワンタッチ切替:街中では消音、山道に入ったら発音モードに、と使い分けがカンタン
- 低速でもしっかり鳴る:林道のゆっくり走行でもチリンチリン鳴ってクマに存在を知らせやすい
- 駐車時の盗難抑止にも:発音モードで駐車すれば、ちょっとした振動で音が鳴って抑止効果アリ
- 22.2/25.4/31.8mm径ハンドル対応:CB1300SBはもちろん、Monkey125のような小排気量車にも取り付け可能
- 価格2,530円(税込):お守り感覚でサクッと導入できる手頃な価格
持ち歩くタイプのクマ鈴と違って、愛車に常設できるのがバイク乗りには嬉しいポイント。ハンドルに直付けできるモトベルなら、その点も安心です。
クマ鈴とベアスプレーだけじゃなく、バイクそのものに”クマ避け”を仕込めるのは新しい発想。山道ツーリングが好きな人ほど、検討してみる価値がありそうです!
④ 関連商品はこちらの記事でも比較しています
「結局どのスプレーがいいの?」「クマ鈴の種類が多すぎて選べない」という方は、私が実際に比較レビューしたこちらをどうぞ。

「装備は使わずに済むのが一番」。でも備えがあれば、走るときの安心感がまるで違います。
【ツーリング中】熊に会わない走り方・休憩のコツ

装備を揃えたら、次は「走り方」と「休憩の仕方」。装備に頼り切らず、行動でも遭遇リスクを下げましょう。
① 音を出す
クマは基本的に人を避ける動物。こちらの存在を知らせてあげれば近寄ってはこないとのこと。
- クマ鈴をバッグやバイクに付ける
- 山道ではエンジン音を切らない
- 小物をカサカサ鳴らすだけでも効果あり
② 休憩場所を選ぶ
- 森の奥や水辺など、クマがいそうな場所で停まらない
- 見通しの良い場所で休憩する
- 食べ物はなるべく外に置かない
③ 走る時間帯を選ぶ|早朝・夕方は特に注意
クマは1日の中でも早朝(5〜8時頃)と夕方(16〜19時頃)に活発に活動します。
この時間帯に山道や林道に入るのは、なるべく避けたいところ。
- 日帰りツーリングは 9時以降スタート を意識
- 夕方は早めに山を降りる(17時には市街地に戻る、など)
- 宿泊ツーリングでも、薄暗い時間帯のソロ山道走行は控える
④ 服装と食べ物のニオイにも気を配る
意外と知られていない盲点ですが、クマは嗅覚が犬の100倍と言われるほど鼻が利きます。
- 食べ物のニオイは厳禁:おにぎり・サンドイッチ等の包装はジップロックで密封
- 甘いもの・果物のニオイは特に強く、休憩中の屋外放置はNG
- 香水や強い柔軟剤の香りも避けたほうが無難
- 服装は明るめの色(赤・黄・オレンジ)が視認性◎(人間からも、クマからも)
「装備+走り方+休憩の仕方」、この3つが揃って初めて本当のクマ対策になります。
クマに出会ってしまったら?

絶対に怒ってほしくはないですが、実際にツーリング中にクマを見かけてしまった時は、慌てず冷静に行動することが大切です。実際そんな冷静でいられないよなと思いつつ、ライダー初心者でも実践できるポイントをまとめました。
1. まずは距離を保つ
- クマは人間を攻撃するよりも避ける性質があります。
- 遭遇したらまずは バイクを止めて距離を取る ことを意識しましょう。
- 無理に近づいたり、バイクで急発進したりすると、クマを刺激してしまう可能性があります。
2. クマに背を向けずに後退
- クマの方を見ながら、ゆっくり後ろに下がります。
- 歩きながら距離をとると、クマが自分を脅威と認識しにくくなります。
3. 大きな声や音で存在を知らせる
- 「オーイ!」と声を出したり、ホイッスルやベルを鳴らすのも効果的です。
- ただし、近距離で叫びすぎると逆効果になることもあるので、距離を取りながら行うのがポイント。
4. 熊スプレーは手元に準備
- もしクマが至近距離まで接近してきた場合は、熊スプレー(クマ撃退スプレー)を使用します。
- 初心者でも扱いやすいよう、バッグやタンクバッグのすぐ手の届く場所に入れておくと安心です。
5. 安全な場所に退避
- 林道の奥や暗い場所よりも、見通しの良い道路や広場に移動して安全を確保しましょう。
- クマが立ち去ったら、少し時間を置いてからツーリングを再開するのがおすすめです。
【FAQ】ツーリング×クマ対策のよくある質問
SNSやコメント欄でよく聞かれている質問をまとめました。
Q1. クマ鈴とバイクのエンジン音、どっちが効果ある?
A. 「両方あった方が安心」、ただし過信は禁物。
近年のバイクは騒音規制で昔より静かなので、エンジン音だけに頼るのはリスクがあります。とくに低速で林道を走る場面や停車時はエンジン音が消えるので、クマ鈴やモトベルが音の途切れを補ってくれます。
ただし、音による撃退効果には学術的にも限界が指摘されています。
- 環境省「クマを知って事故を防ごう!」では、音は「人の存在を知らせる手段」と位置付けられており、絶対的な撃退手段ではないとされています
- クマ研究の第一人者・東京農業大学の山﨑晃司教授は、クマの基礎生態に関する資料で、クマは学習能力が高く同じ刺激に「馴化(じゅんか/慣れ)」が起こることを指摘しています
- 日本ツキノワグマ研究所の実験では、爆竹のような強い音でも効果は10分以内で薄れることが確認されています
つまり、クマ鈴もエンジン音もあくまで「補助」。これらだけに頼って山に入るのは危険、というのが研究者たちの共通認識です。
そして何より大切なのは、繰り返しになりますが「クマと遭遇する状況をつくらないこと」。クマ対策に100%の正解はないからこそ、そもそも危険なエリアをルートに選ばないという判断が、いちばん効きます。
Q2. ベアスプレーはバイクのどこに入れておくべき?
A. 「降りずに片手で取り出せる場所」が鉄則。具体的には:
- タンクバッグの一番上のポケット
- ジャケットの胸ポケット
- シートバッグの最前列・上部
リアボックスの底に埋もれていると、いざという時に取り出せません。「片手・3秒以内」を目安に。
Q3. 熊と遭遇したら、エンジンは切る?切らない?
A. 「切らない」が原則。エンジン音はクマを警戒させる効果があり、距離が10m以上ある段階では音を維持したままゆっくり後退するのが基本です。
ただし至近距離(5m以内)まで近づかれた場合は、急発進が刺激になるので、慎重にスロットルを操作する必要があります。
Q4. ヒグマとツキノワグマで対応は違う?
A. 違います。
- ヒグマ(北海道):体重150〜400kg。攻撃性が高く、見つけたら絶対に近づかない・刺激しない
- ツキノワグマ(本州):体重80〜150kg。比較的おとなしいが、子連れの母グマは非常に危険
共通して言えるのは、子グマを見たら絶対にその場を離れること。子グマの近くには必ず親グマがいます。
Q5. 関東でクマに遭遇しやすい場所はどこ?
A. 奥秩父・奥多摩・丹沢・日光・群馬北部あたりが特に注意エリアです。
詳しくは関連記事「【2026最新】関東のクマ出没MAP|埼玉・秩父ライダーの安全ガイド」でマップ付きで解説しています。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
山道ツーリングは景色も空気も最高ですが、自然の中を走る以上野生動物と出会う可能性があります。私も過去、たぬきやキツネ、鹿に出会った経験はありました。
万が一のことを考えて「音を出せるものを持つ」「山の中では停まる場所を選ぶ」「熊スプレーを持つ」などしっかり準備して、自然との距離を大切にしながら安全にツーリングを楽しみましょう!
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